子宮内膜が薄いとお悩みの方へ。鍼灸でサポートできる!その理由と仕組みについて

「子宮内膜がなかなか厚くならない」「移植を控えているのに、内膜が薄いと言われてしまった」。そんなお悩みはありませんか? 子宮内膜は、受精卵(胚)が着床する大切な場所です。内膜が薄くなる背景には、加齢やホルモンバランスの変化、子宮内の状態などさまざまな要因があります。また、経血量が少ない、身体の冷えが強い、ストレスや緊張が続いているといったお悩みを抱えている方も少なくありません。当院では、病院での不妊治療と並行しながら、鍼灸によって「受精卵を迎えるための身体の環境を整える」ことを大切にしています。
鍼灸でできること① 自律神経を整える
妊活中の方を施術していると、自律神経が過緊張になり、活動的な「交感神経モード」のまま、なかなか休息のスイッチが入らない方が多くいらっしゃいます。仕事の忙しさに加え、不妊治療では採卵や移植、検査結果への不安など、知らず知らずのうちに身体が緊張状態になっていることもあります。鍼灸では、この緊張状態を和らげ、休息時に働く副交感神経が優位になりやすい状態へ導くことで、全身、そして骨盤周囲の血流を促すことを目指します。
鍼灸でできること② 骨盤内の血流にアプローチ
子宮内膜を育てるうえで、子宮への血流も重要です。当院では、子宮動脈の血流を意識した解剖学的なポイントに鍼灸でアプローチし、骨盤内の血流を促す施術を行っています。実際に鍼灸と子宮内膜については、子宮動脈の血流抵抗を示す指標などに変化がみられた研究も報告されています。鍼灸だけで必ず内膜が厚くなるわけではありませんが、病院での治療を基本としながら、身体の状態を整える補完的な方法のひとつとして取り入れることができます。
「ふかふかの内膜」で受精卵を迎えるために
子宮内膜は、一般的に7mm未満では妊娠・出産率が低下する傾向があり、研究によっては10mm前後まで厚くなるにつれて良好な成績となる傾向も報告されています。ただし、「10mmなければ着床しない」ということではありません。内膜の厚さだけでなく、胚の状態や年齢など、さまざまな要因が妊娠には関係します。当院では、大切な受精卵を迎える「ふかふかの内膜」を目指し、着床しやすい身体の環境づくりをサポートしています。
鍼灸はいつから始める?
内膜の薄さが気になっている場合、移植直前になってからではなく、できるだけ余裕をもって身体を整えていくことをおすすめしています。当院では、可能であれば移植の3か月ほど前から、遅くとも移植前の周期から鍼灸をスタートすることをおすすめしています。身体の緊張や自律神経、血流などは、一度の施術ですべてが変わるものではありません。次の移植に向けて少しずつ身体の土台を整えていきましょう。「次の移植こそ、できるだけ良い状態で迎えたい」「いつも内膜が薄いと言われて不安」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

