良好胚を何度も戻しているのに、なぜ着床しない?

「良好胚を何度も移植しているのに、なぜか着床しない」「検査では大きな問題がないと言われているのに、結果が出ない」「妊娠しても、流産を繰り返してしまう」。アラフォーで不妊治療を続けている方にとって、一回一回の採卵、そして一つひとつの胚は、本当に大切なものだと思います。
「着床不全」と「不育症」とは
不育症では、どのような検査をするの?
良好な胚を複数回移植しているにもかかわらず、妊娠に至らない状態を「反復着床不全(RIF)」、また、妊娠までは至るものの、流産や死産を2回以上繰り返す状態を「不育症」と日本では一般的にいわれています。一方、ヨーロッパの患者様とお話していて、流産経験がなくても2回以上の体外受精不成功も不育検査案件とする傾向にあります。いわば超初期の不育症といいましょうか。そもそも着床反応が出ず、流産経験がない方でも、不育症に関連する検査を受けたことで問題が見つかり、医療機関で治療を受けた結果、妊娠するケースも見てまいりました。着床不全のすべての原因を特定することは、難しい場合もあります。それでも、網の目を細かくすることで、妊娠の確率を上げることはできます。
不育症の検査では、抗リン脂質抗体などの自己抗体、血液凝固に関わる項目のほか、子宮の形態、甲状腺機能、夫婦の染色体など、状況に応じてさまざまな要因を調べます。検査項目や検査を行う基準は医療機関によって異なります。不妊治療専門クリニックで扱う検査項目は一部の限られたものになることが多いですので、不育症専門のドクターのところで検査を受けることをお勧め致します。
どこで検査を受ければいい? 医療機関選びもご相談ください
不妊治療・不育症の検査や治療内容は、医療機関によって異なります。「自分の場合は、どこで何を調べればいい?」。そんな方へ。当院では、これまでの治療歴や検査結果を一緒に整理しながら、患者様に合いそうな医療機関の情報提供も行っています。どうぞお気軽にご相談ください。


